大宮国際中入試対策~集団活動の対策方法~

大宮国際中に合格するには、「適性検査」と「集団活動」の対策が必要になります。
今回は、「集団活動」「グローバルスタディ」など、聞きなれない言葉を説明していきます。
これを読めば、「さいたま市立 大宮国際中等教育学校」の対策方法が分かるはずです。

集団活動とは何か?

2019年、全国で初めて英語入試を導入した「さいたま市立大宮国際中等教育学校」。この大宮国際中では二段階で英語の試験があります。二段階の試験に分けて、「聞く力」と「話す力」を試験しています。

1次試験では、「読み書き」、二次試験では「グループディスカッション」です。
「読む、書く、話す、聞く」という英語力を試験でチェックします。

集団活動は、二次試験の「グループディスカッション」の事です。

小学校のグローバル・スタディで身に付けたコミュニケーションをするために必要な力をみます。つまり、英語を「聞く力」英語を「話す力」を試験するわけです。

集団活動では、5名程度のグループに分かれて、英語で話し合い、発表をします。

💡POINT
・二次試験でグループディスカッション
・5名程度のグループに分かれる
・英語で話し合い、発表をする

グローバル・スタディとは

グローバル・スタディとは

さいたま市では、平成28年から、すべての市立の小中学校で「グローバルスタディ」という新しい英語の授業をしています。
小学校1年生から中学校3年生までの9年間で、「読む」「聞く」「話す」「書く」4つの技能を学びます。
今までの英語は「読む」「書く」だけでしたが、これだと、英会話ができません。

結果的に、日本の国際競争力は低下し続けてしまいました。
このままでは、いけない。という事で、さいたま市では、他の市にさきがけて「グローバルスタディ」を実施しました。

英語をバランスよく学び、グローバル社会で主体的に行動できる生徒の育成を目指しています。

大宮国際中の入試では、この「グローバルスタディ」の力が身についているのか?
「適性検査」「集団活動」でチェックします。

💡POINT
・新しい英語の授業
・平成28年から始まった
・聞く、話すが身につく

大宮国際の英語

2段階の試験

大宮国際中では2段階で英語の試験があります。
1次試験では、「リスニング」二次試験では「グループディスカッション」です。

1次試験では、英語の「読み書き」。2次試験では、「きく」「話す」「コミュニケーション能力」をチェックします。

大宮国際中は国際バカロレアを目指していて、帰国子女の枠をもうけています。
英語の教育には、特に力を入れています。
2019年に全国でもはじめて、公立の中高一貫校として、英語入試をした学校だけあり、試験にも特徴があります。

集団活動の内容とは?

内容を確認しましょう

まずは、問題を見てみましょう。2021年と2022年の問題です。

【2021年の問題】

自分が新しく作りたいクラブ活動をつたえ、みんなもそのクラブ活動がしたいか?
インタビューし、結果を発表しよう。

※5名・1グループでおこなう。

【2022年の問題】

自分が好きな教科について、理由を伝えましょう。
さらに、他の人が、どんな教科を学びたいかインタビューし、結果を発表しよう。

※5名・1グループでおこなう。

これを英語を使って表現します。
英語力についていえば、英検4級程度の実力があれば、試験を突破する事ができます。

今までの英語の授業では「きく」と「話す」がありませんでした。
今の小学生が学ぶ、「グローバルスタディー」では、英語で会話をします。会話をすることで、コミュニケーション能力ときく、話すの能力が育ちます。
大宮国際中の入試では、「きく」「話す」ができているか?とコミュニケーション能力についてもチェックされるわけです。

💡POINT
・英語でのグループディスカッション
・聞く、話すが出来ているか
・コミュニケーション能力があるか?

大宮国際中が目指すIBとは?

国際バカロレアとは?

大宮国際中は「国際バカロレアの認定校」を目指している学校です。
国際バカロレアとは、世界共通の大学受験資格を得られる国際的な教育プログラムのことです。
International Baccalaureateの頭文字を取り、IBとも呼ばれたりします。

世界159以上の国にあるおよそ5500校の認定校があります。日本で認定されている学校は177校あります。
そのうちの63校が、国際的な大学入学資格が得られるDPに認定されています。

このIBに認定されると、海外への大学へ進学しやすくなります。イギリスやシンガポールでは、全ての大学で国際バカロレアを大学の入学資格として認めています。

大宮国際中はグローバルな人材育成をめざしているので、「表現力」「語学力」がアップしやすい環境にあります。さらに、英語を活用したディスカッション、グループワークなど他の学校にない、独自のカリキュラムが組まれています。

このような学習は、将来、社会に出たときに非常に役に立つ力と言えます。

💡POINT
・国際的な力が身につくチャンス
・グローバルスタンダード

大宮国際中の集団活動のまとめ

英語とコミュニケーション能力を

大宮国際中の「集団活動」についてはいかがでしたか?
さいたま市は英語教育に「きく」「話す」を取り入れています。

これからの日本は、国際競争力を持つために、英語の「会話」と「コミュニケーション能力」という2つに投資をしていく必要があるのでは?と感じています。

大宮国際中は、帰国子女枠などをもうけ、英語に力を入れているので、今後、海外の大学に入学する生徒などが増えていくと思われます。
日本は、経済が伸びず、政治政策もひどいため、国民がどんどん貧乏になっています…

かつてのソニーやホンダ、パナソニックのような企業が生まれない国になってしまいました。
これは、あきらかに「教育」の失敗ではないか?と思います。

教育は国のみらいを左右する大事な仕事です。
「グローバルスタディ」という取り組みは、とても良い学習方法だと感じます。ユニークな教育方針を作りだし実践する学校が増える事で、地域が活性化していくかもしれません。
アメリカでは、優秀な大学がある街は、地価もあがり、商業もにぎわっています。

さいま市はこれから、教育に力を入れながら、よい街づくりがなされるのでは?と期待しています。
公立でありながらIB取得を目指している「大宮国際中」。このような面白い学校がたくさん増えていく事を、塾としても期待しています。
がんばれ「さいたま市」!!未来が今から楽しみです!!

PISA塾には、やる気を引きだすカリキュラムがたくさんあります。
「大宮国際中」をはじめとする埼玉県公立中高一貫校の受験をお考えなら、ぜひ一度、ご相談いただけましたら、嬉しいです。

PISA塾公式LINEからのご相談も受け付けております!
お気軽にご相談ください!