私立校と公立校の違いとは?
お子さんの中学校進学について迷う方は多くいらっしゃるかと思います。 公立の学校がいいのか?私立の中学校がいいのか?迷う事も多いかと思います。
私立はお金がかかるし…だけど環境は良さそうだし…地元の公立は荒れているようだし…と悩みは尽きないかもしれません。
今回は、私立、公立のメリットデメリットについてご紹介いたします。
私立校が強い時代へ
3つの大きな違いとは
公立と私立の大きな違いは「学費」と「施設」あります。合格数は?と聞かれるかもしれませんが、実はそこには大きな違いがあります。
大きな違いは、「難関大学への進学数、進学率」です。東京大学の合格者数を見てください。(2025年度入試合格者数)学校名 | 分類 | 合格者数 |
---|---|---|
開成高校 | 私立 | 150 |
筑波大学付属駒場 | 国立 | 117 |
灘高校 | 私立 | 77 |
麻布高校 | 私立 | 82 |
聖光学院高等学校 | 私立 | 95 |
渋谷幕張高校 | 私立 | 75 |
西大和学園 | 私立 | 44 |
今の時代、東大や医学部などの「最難関大学」に入るには、私立の中高一貫(上位校)に行くのは、もはや必須となっています。

私立の中高一貫校は「医療コース」「東大コース」「理系選抜コース」などを作り、教育をするのではなく、合格者を増やす事に、教育の舵を切ってしまいました。
その結果、東大合格者数のトップが私立学校ばかりになっています。
東京では、筑駒など国立のトップ校は別として、「開成」「麻布」「桜蔭」など、東大合格者数は、私立の学校が独占しています。

グラフで見てもらえれば分かるように、小学4年生から大学受験への対策をしている中高一貫組は、明らかに高校受験組よりも有利になります。
昔と今の学校教育の違いと言えば、まずはここです。
最難関大学に行くには、それなりのルートを研究しておく必要が出ているのが、今の受験の世界なのです・・・
・私立の中高一貫が「東大」に強い
・公立だと受験には不利
・教育格差が開いている
安さが魅力の公立
学費の安さなら絶対に「公立」
学校を選ぶうえでまず気になるのが、「いくら学費がかかるのか」「難関大学への合格数」だと思います。私立と公立を学費で比較するならば、比べるでもなく、公立がおすすめです。

私立と公立では、年間にかかる費用が圧倒的に違います。
私立では、施設利用費、寄付金などがかかり、100万をすぐに超えてしまいます。部活動に入っていたり、交通費がかかったりすると、生活費は膨れあがります。
公立は授業料が安いので、塾に行ったとしても3年間で150万前後で終わります。
通っている学校にもよりますが、私立はこれだけ金額がかかります。
個人的に公立の中高一貫校がおすすめなのは、中高一貫校なのに、公立なので学費が安いからです。金額だけで比べるのはナンセンスですが、中高一貫校を考えているのであれば、公立を候補に入れた方がいいのは、このためです。
私立の良さとは

私立校は校舎や設備などがキレイで中には、豪華すぎる・・・ と言われる所もあります。
「履正社高校」「広尾学園高等学校」「聖徳学園高等学校」などは、校舎が新しくなり、ネットでも話題になっていたほどです。
東京の開成中学、女子のトップ桜蔭中学校なども、新しい校舎などに、積極的にお金を使っています。
人気のある私立は予算があり、校舎や設備にお金をかける事ができます。
教室だけでなく、ネット授業や学食などに力を入れている学校も増えてきました。
公立の良さとは

公立の学校は、距離が近く、通学する時間もかかりません。

そのため、昔よりも良いレベルの公立高校に入りやすくはなりました。しかし、問題もあります。
埼玉県では、北部と南部で所得、教育格差が出ています。公立の高校は名門と呼ばれている学校に大きな差が生まれています。これも「中高一貫化」によって受験業界が変化しているからとも言えます。
埼玉県で公立高校への受験をする場合は、このような現実を見た上で、中学受験にするのか?高校受験にするのか?を決める必要があります。
公立なので、お金が安いから!!という理由で、難関校への切符を捨てる事がないように、きちんと現状を分析しておく必要があると言えます。
・公立は値段が安い
・地元の友達と一緒にいれる
・過度な競争をしなくて良い
公立の中高一貫校がおすすめ

そして、何よりも、授業料が激安です。私立だと、年間で100万ほどかかってしまいますが、公立なら年間で30万あれば、通う事ができます。

受験業界は、上の図のようになっています。
難関大学へ行く場合、小学4年生から勉強をする必要があります。
中学ではすでに遅いのです…
これが現実です。
東京などの都市部では、私立の中高一貫校に行かないと超難関大学へ合格できない…
という状態になっています。
塾に行くお金はかかりますが、公立の中高一貫校の受験を考えるのは、実に理にかなっています。

中高一貫校では、「先取学習」をしています。
上の図を見てわかるように、高校2年生ですでに高校の範囲は学び終わっています。
このように、大学受験において、「中高一貫校」を選ぶ。というのは、もはや当たり前の選択になっています。
20年前と違い、いまの受験はすでに小学4年生からスタートするのが当たり前になっています。
公立、私立の違いを考えるときは、大学受験の現状まで含めて考えるようにしましょう。
細かい事を言い出すとキリがありませんが、もし、よい大学を目指しているのであれば、PISA塾までご相談くださいませ。
中高一貫校の選び方などを、実例をふまえて説明させていただきます。
・10年前の常識は通用しない
・早期教育が絶対に必要
・昔よりも難易度があがっている
どちらもメリットがある
どちらが良いはない普通のご家庭では、公立の中学校、高校を選ぶかと思います。 しかし、進学を選ぶなら、私立の方が大学合格の可能性という面では、優位があると思います。
私立か公立か?という選択は、実は答えがありません。 ご家庭の都合、子どもとの話し合いで決めていく必要があります。
大学受験が全てではありませんが、良い大学に入ればそれだけチャンスは広がります。 もし、お悩みがありましたら、ぜひご相談くださいませ。

PISA塾には、やる気を引きだすカリキュラムがたくさんあります。
「大宮国際中」をはじめとする埼玉県公立中高一貫校の受験をお考えなら、ぜひ一度、ご相談いただけましたら、嬉しいです。
PISA塾公式LINEからのご相談も受け付けております!
お気軽にご相談ください!