バカロレアとは?

海外大学へも行ける

大宮国際中は、公立の国際バカロレア認定校となっています。同校の英語名は「MOIS(Municipal Omiya International Secondary School)」と呼ばれています。
今回は、バカロレアとは何か?どんな特徴があるのか?大宮国際中では、どんな授業をしているのか?などに焦点を当ててみようと思います。

バカロレアとは?

公立の中高一貫である、大宮国際中は、バカロレアの認定校となっています。「バカロレア」とは、日本にいながら、海外の大学への入学資格が得られる制度の事です。
海外の学校に行かなくても、世界各国の大学に入学できる資格が取れます。

バカロレアは、世界で約5,800校あります。
カリキュラムを2年間うけ、試験に合格すると、海外大学への受験資格が取れます。ちなみに、バカロレアの本部はスイスのジュネーブにあります。

バカロレアはもともと外交官の子ども向けに作られた制度でした。
外交官の子どもなどは、国をまたいで教育を受ける事が多く、国によって入学制度が違うと、困ってしまう…という事で作られました。

そのプログラムが優れていたため、多くの学校で採用され、国際的にも認知度があがり、いまに至っています。
海外の大学に行けるだけでなく、国際水準で実践的な知識を身に着けることができるのも魅力となっています。

💡POINT
・海外の大学に行ける資格が取れる
・国際感覚が身につく
・自己探求などもできる

バカロレアのメリットとは

英語を早いうちから学べる

「英語が学べて世界中の大学への入学資格を得られる」。これが一番わかりやすいメリットです。

さらに、バカロレアの資格が取れる。ということで、英語が好きな生徒、帰国子女の家庭の子などが集まります。
小さいうちから、国際的な感覚が身につくことは、大きなメリットがあります。

バカロレアの内容は?

心と体を育てる

バカロレア(IB:International Baccalaureate)はのプログラムは、年齢によって4つの段階で構成されています。
ただ、知識を詰め込むのではなく、知識をつかい、自分の頭で考え、思いやりのある人間として、バランスの取れた人生を送れるように!とプログラムが組まれています。

内容は、

1. プライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP) 3~12歳を対象に、精神と身体の両方を発達させることを重視したプログラム。
どのような言語でも可能。

2. ミドル・イヤーズ・プログラム(MYP)

11歳~16歳を対象に、これまでの学習と社会のつながりを学ばせるプログラム。
どのような言語でも可能。

3. ディプロマ・プログラム(DP)

16歳~19歳を対象に、所定のカリキュラムを2年間履修し、最終試験を経て所定の成績を収めると、国際的に認められる大学入学資格(国際バカロレア資格)が取得可能。
原則として、英語、フランス語又はスペイン語で実施。

4. キャリア関連プログラム(CP)

16~19歳を対象に、生涯のキャリア形成に役立つスキルの習得を重視したキャリア教育・職業教育に関連したプログラム。一部科目は、英語、フランス語又はスペイン語で実施。

日本の教育は、終戦後、軍国主義が終わり、工場で大量生産をするための人材育成。というために行われてしまいました。
自分が何者であるのか?何がしたいのか?社会にはどんな課題があるのか?などを考える時間を持たせず、議論をさせないため、個人主義に走り、孤立化し、貧困化してしまいました。

IBでは、自分の頭で考える事を大事にし、バランスの取れた人間になるように勧めています。
このような違いも、IBが支持される理由の一つだと思います。

大宮国際中の授業

どんな特徴があるのか?

大宮国際中では、普通の授業ではなく、一つの課題に対して、生徒同士がディベートしながら、知識を深めていきます。
さらに、その評価に、ルーブリック評価というものを使っています。定期テストはなく、普通の学校とは、かなり違っています。自分の頭で考え、コミュニケーション力をつけることに重きを置いています。

大宮国際中では、英語を話す事ができる人を育てるだけでなく、英語を使って、しっかりとコミュニケーションが取れる生徒を育てたいと考えているようです。

社会に出ると、『自分の考えを、自分の言葉で伝える力』は、とても重視されます。
「コミュニケーション力」を重視することで、将来、どこへ行っても活躍できる、基礎力を育てたいと考えているようです。

グローバルに活躍する人材を育てられるよう、海外の文化、実態に触れられるように、さまざまな校外行事を用意しています。

「海外大学への進学説明会」なども開いています。
奨学金を使って、海外の大学へ行った人などを、ゲストスピーカーで呼び、知識を共有しています。
こんなところも、他の学校にない、特徴となっています。

💡POINT
・海外文化に触れるチャンスが多い
・コミュニケーション力を大事にしている
・説明会が頻繁に開催されている

実際はどんな学校なのか?

英語をとにかく聞く、話す、会話する

大宮国際中では、ただ英語を勉強するだけではありません。ネイティブの先生が多く、定期テストもなく、ちょっと変わった学習評価をしています。
ユーチューブチャンネルが用意されているので、ぜひ、実際の生徒さんの声をきいてみてください。

外国の先生がたくさんいて、英語を話す機会が多いようです。様々なタイプの先生がいる事も、良い部分のようです。
社会の授業を英語で行ったり、英語でディベートをする時間があったり、グループワークがあったりと、普通の学校では体験できないような授業を受けることができます。

ルーブリック評価

単純な評価ではない

大宮国際中では、面白い評価基準があります。それが「ルーブリック評価」です。
ルーブリック評価をもとに、生徒が事前に目標を決めて、課題をこなします。最後に、先生がルーブリック評価に基づいて採点します。

〇か×かで、判断せず、総合的な評価をします。細かい項目ごとに、8段階の基準があります。
生徒は、課題の狙いが分かり、ゴールが明確になります。

学校でよくある「定期テスト」はなく、課題や確認テストを通して、メタ認知能力を高めていく授業をしています。自分の頭で考え、ディベートして、議論を深めながら授業をこなすので社会に出てから役立つ力がつきます。

暗記詰込み型の授業ではない、生きた知識を、知恵を育成しています。

💡POINT
・ルーブリック評価
・ディベートがとにかく多い
・実践的な授業

大宮国際中のまとめ

自分の頭で考える事が大事

大宮国際中とIBについては、いかがでしたか?
大宮国際中は、とにかく、普通の学校と違います。生徒同士で考え、答えを出す。探求をしながら、理解を深めていく。
単なる暗記学習では到達できない、生きた実学を習得することができます。

これからの時代に必要になるのは、「自分で考えて行動する力」です。
この力は、大人になってからこそ、大事になる力です。しかし、こどもの時から身に着けておきたい力でもあります。
暗記した答えを求めるテストも大事なのですが、人から言われたことをやるだけなら、「ロボット」で良い時代になってしまいます。

ロボットを使い、人と協力をして、社会の問題を解決する側になる。これが、これからの時代を生き抜く力。になるのではないでしょうか?

PISA塾では、一歩先を行く学習と、公立の中高一貫校である「大宮国際中」や「川口市立中」の専門塾となっています。

自分で考え、理解し、表現する。
受験にかかわらず、この力は、今後の社会に必要となる力です。

ぜひ、一人でも多くの生徒さんが、「勉強するたのしさ」に気が付いていただければ、幸いです。

PISA塾には、やる気を引きだすカリキュラムがたくさんあります。
「大宮国際中」をはじめとする埼玉県公立中高一貫校の受験をお考えなら、ぜひ一度、ご相談いただけましたら、嬉しいです。

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