宿題のメリットとは?

~宿題の作業化は本末転倒 まずは目的を理解しよう!~

宿題は何のために行うものなのでしょうか。 宿題が出される目的を捉えておけば、宿題の効果をフルに享受できます。
とはいえ、宿題は、心理的に「やらなければいけないもの・・・」と受け取りがちです。
そのため受動的な作業となり能動的に実行する力ややる気が失われがちとなってしまいます。まずは目的理解が必要なのです。

具体的には
①授業で定着しない部分を補う
②家庭での学習習慣をつける
③考える力・表現する力をつける
④ひとりひとりの理解度の確認
⑤前もって授業の準備をする
などがポイントとして挙げられます。

宿題は授業の補習や家庭学習の習慣化を担っていると捉えることができれば、やはり大事なことだということがわかります。

宿題はなぜ必要か?

なぜ宿題があるのか?

授業時間内で学習内容を定着させることが厳しい
教員は、決められたカリキュラムで決められた内容を子どもたちに授業しなくてはいけません。その限られた時間内で、1単元だけに授業時間を多く費やすことはできません。

そのため、学校の授業でまかなえなかった練習問題などを宿題として家庭学習させることで、その学習内容を定着させようと図っているのです。

宿題にはメリットがある

宿題の3つのメリットとは?

宿題には3つのメリットがあります。

Point1
[生徒にとってのメリット]
・言われたとおりの宿題に取り組むだけで学校の成績が向上する
・学習すべきことを自分で決めなくてもよい

Point1
[保護者にとってのメリット]
・子どもが何を学習すれば良いかを把握できる

Point1
[教師にとってのメリット]
・生徒に授業時間外での学習を促すことができる
・授業で必要な内容を扱いきれなかった場合の対応策になる

習慣化するには?

勉強を習慣化するには?

上記事項では宿題を行う上で3者が得られるメリットに関して記載しました。
では実際に実施する子どもにとってはどんなメリットがあるのでしょうか。

大きく以下3つのメリットが挙げられます。

①時間管理・学習習慣が身につく
宿題がなければ自主学習を全くしないという子どもは実際にいます。このような子どもを放ってしまうと、学習習慣を身につけさせられません。

宿題を出すことで学習する習慣が強制的につくられます。また、この宿題をする時間を決めることを繰り返していくうちに、時間管理にも強くなります。
将来的に考えても宿題はメリットになるでしょう。

②学習すべき内容がわかる
宿題があることで、学習すべき内容が分かります。
何をどのように学習すれば良いのか分からないという子どもは多くいます。しかし、宿題を真面目にするだけで成績はある程度伸びるでしょう。
これは子どもにとってかなりのメリットになります。

③反復学習を行える
宿題を行うことで学校の授業の反復学習を行えます。

学校の授業は1時間弱に設定されています。この時間内では授業をすることに精一杯で、子どもが反復学習を行う時間はあまりとれません。

「復習をする時間」がないのです。基本的に、学習は、予習、授業、復習、確認テストのセットで学ぶ事が最も大事です。

とくに、進捗度の理解をしないまま、授業をしてしまうと、授業についていけなくなります。

学校で圧倒的に足りていないのが、復習と進捗の確認なのです。

残念ですが、教えているだけで、授業が終わってしまいます・・・
さらに、一人一人の子どもの進捗をチェックする時間がありません。

これでは、理解度が深まらなくて当たり前といえます。

学校の授業だけでは、とうてい、勉強量はたりないのです。
これが、現実なのですが、あまり知られていません。

宿題による反復学習は、理解度の定着をはかるうえで、とても重要であると言えるのです。

親のサポートが大事

親がサポートするべき点とは?

~親の勉強への介入が学力upに寄与~
以下のような状況がある家庭では、子どもの学力が一般より高いことが分かっています。

「テレビ・ビデオ・DVD を見たり、聞いたりする時間等のルールを決めている」
「子どもと何のために勉強するかについて話している」
「子どもに努力することの大切さを伝えている」
「子どもに最後までやり抜くことの大切さを伝えている」
「保護者から、勉強や成績のことについて話をする」

宿題の意義については以下のものが挙げられます。

①学校で勉強したことを家庭学習によって定着させること
②子どもの学習習慣を形成すること

まとめ

なぜやるのか?が大事

宿題に取り組むために効果を最大限に引き上げるにはその意義を理解することが必要です。そのなかで親が介入するうえで大事なのは、手助けする程度です。 全面的なサポートまでいくと逆効果になります。

そのため、子どもに考えさせることを忘れずに、歯がゆくても徐々にヒントを出して正解へと誘導していくことが大切です。

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