企業を作るのは人。
研修長として、新入社員には本気で向き合いたい。
講師職 2008年入社 小中学部英語科講師(中高一貫生担当)、新卒研修長、TW英語講座主任
キャリアパス
入社1年目 藤岡校に配属
入社3年目 高崎北部校に異動、教務英語科中1担当、中高一貫生の授業を担当開始
入社5年目 教務英語科中3担当
入社7年目 社内模擬授業大会英語科優勝、全国模擬授業大会出場
入社8年目 前橋本部校に異動、前橋本部校中高一貫責任者就任、英語科主任就任
入社10年目 中学部英語科研修担当
入社12年目 中学部研修長就任
入社13年目 新卒全体研修長就任
研修ではどんなことをするの?
一人前の講師・社会人になれるようしっかりと時間をかけて研修を行います。
大きく分けて2種類あります。
講師職・日本語教師職の方が主に行う「教務研修」と総合職の方が主に行う「事務研修」です。
まず「教務研修」ですが、入社の際に希望してもらった担当教科の研修担当が付き、1年をかけて「うすい学園の講師」としての授業力及び教務力の向上を図っていきます。
発声や抑揚、視線の運び方などの基本姿勢はもちろん、研修担当が見せる模擬授業を真似るところから始まり、自分で指導案を作り模擬授業を披露し、修正を重ねて実際の生徒の前で授業に立ちます。
しかし、いきなり50分の授業を担当することはありません。
先輩講師のクラスの授業時間を少しずつもらいながら経験を重ねていきます。
さらに夜の授業の合間には先輩講師の授業の見学にも行きます。男性講師、女性講師、自分の担当外の教科の講師等、様々な講師の授業を見学し良いところを「盗んで」いきます。
また「事務研修」ですが、こちらは多岐に渡ります。
保護者対応研修、電話応対研修、各種書類の書き方や、経理手続き等、先輩社員とまずは一緒に業務を担当します。
その中で独り立ちできるものはどんどん独り立ちをし、自分のキャパシティを広げていきます。
もちろん社会人としてのマナー研修も全ての新入社員の皆さんに実施しています。
挨拶、メールの送り方、名刺の渡し方…。自分の身を美しくするためにかける時間は厭いません。
教育の経験がなくても大丈夫?
教員や他の塾とは教え方が違います
うすいの授業の仕方を研修で身に着けていきましょう。
大丈夫です。
そのために様々な研修制度が整っています。教員免許も必須ではありません。
むしろ教員としての教え方と「うすい学園の授業展開の仕方」は異なります。
うすい学園が展開する「PISA型の学力」を生徒につけていくための指導方法を、研修を通じて体得していきましょう。
ただし、教育の経験があると生徒との接し方や言葉遣い、基本姿勢など、教え方以外の点で活用できる部分はあるかと思います。
研修時に意識していることは?
社会人としての成長も促していきたいと思っています。
社会人としての礼儀やマナーも伝えるようにしています。
例えばうすい学園の社員が、プライベートでスポーツサークルなど別の社会集団での活動に参加し、社会人として礼儀正しくきちんと挨拶ができ、人生の先輩方に好感を持ってもらえた時に、
「どこで仕事をしているの?」
「うすい学園です」
「しっかりしているね」
といったやりとりがあったとしたらみなさん嬉しいですよね。
これは研修担当の喜びでもあります。
学生から社会人になることで、みなさんが望む・望まないに関わらず初対面の方から第一印象で「判断」されてしまうこともしばしばあります。
そしてこれは仕事をする上でとても大切にしなければいけない点です。
うすい学園においても対生徒、対保護者、様々なシーンで起こりうることですので、研修担当として気をつけています。
もう1つは「褒めて伸ばすこと」です。
こちらの望むことを若手が実践できた時や、結果を出した時に私も一緒に喜びます。
上司の喜ぶ顔を見たらやはり自分も嬉しくなりますよね。
喜んでもらえた、認めてもらえた、もっと頑張ろう、って。
部下・若手の承認欲求を満たしてあげることでモチベーションや生産性も上がっていきます。
もちろん褒めるばかりではなく、反対に厳しく接するべき時はきちんと注意をします。
褒められることもある上での注意だからこそ、真摯に受け止めてくれるかなと思います。
研修担当としてのやりがいや今後の目標は?
うすいの伝統の継承、そしてその先の高みへ。
型にはめすぎずに個性を出させること、これはやりがいを感じます。
研修とは人を育てる仕事です。
機械相手の仕事ではありません。
100人いれば100通りの考え方がある中で、まずはうすい学園の「PISA型学力育成のための授業」の基本を学んでもらった後にどう自分の色を出していくか、自分の個性をうすい学園の授業とどのようにブレンドして活かしていくか。
これを一緒に模索していくことは研修という仕事の醍醐味の一つだと思っています。
また、授業とは直接関係ありませんが、しばらく研修を積んだ新卒社員が自分の手を離れ各校舎に散っていった後、校舎にいる同僚からその新卒たちに対して「授業が上手」「電話応対がしっかりしている」などと評価してもらえると、研修を頑張ってよかったな、とやはりやりがいを感じます。
今後は、うすい学園の授業のクオリティを更に上げブランディングしていくことが目標です。
まずは伝統の継承から。
「うすい学園とは」というものをしっかり引き継がせますが、伝統の継承だけでは終わりません。
その確固たる伝統をもって、日々変化する社会情勢や教育改革に柔軟に対応し、先頭を走り続ける企業でいられるような人材の育成をすることです。
企業を作るのは人です。
その人を育てる研修という大切な業務の、さらに研修長を預かった以上、まずは全ての新入社員に「うすい学園を選んで正解だった」と思ってもらえること、そして新卒からベテランまで一丸となって生徒や保護者と向き合い、うすい学園が社会に必要とされる存在であり続けられるようにしていきたいです。
また、私の学生時代からの目標は「一人前になること」でした。
しかし何をもって「一人前」とするのか。親から経済的に自立した時なのか、自分の主観で一人前になったとしてしまっていいのか、それとも他者から見て一人前と判断してもらった時なのか。
目標達成できているのか否かは、今はまだ自分では答えが出ていません。
ただ、これからも自分のできることを更に良いものに昇華させ、部下や生徒・保護者に還元していきたいです。
新入社員とはどんな関係?
共に喜び、共に泣く。保護者のような気持ちで接しています。
どんな関係でしょうか(笑)
私にとっての新卒社員は自分の息子/娘に近い存在かなと、私は勝手に思っています。
彼らが何か達成してくれれば嬉しいですし、失敗すれば悔しいです。
万が一クレームに発展してしまうようなことがあれば真っ先に下げる頭も持っています。
そう考えると保護者の立場なのかな、と思いました。
真相は入社後に、私の研修を受けた先輩たちに訊いてみてください(笑)
就活生に向けてメッセージをお願いします。
失敗したっていいんです。
全力で立ち向かうこと、それが大切です。
大学を卒業し企業に「入社」することは、人生の大きなマイルストーンの1つです。
今までお金を払っていた立場から、お金をもらう立場になり責任も発生します。
…といったことをよく聞くと思います。確かにその通りではあるのですが、本質は違います。
自分が今するべきことに対して手を抜かないで全力で取り組むこと、まずはこれができれば大丈夫。
全力で何かに向かっていることは伝わります。
そこで失敗してもいいんです。次に生かしましょう。
「大変」な時があるのなら、それは自分が「大」きく「変」わる時。
新しく始まる第2の人生のスタートをうすい学園で切りましょう。
皆さんの入社を心待ちにしています。頑張ってください。