本音でかたる勉強のこつ

宿題の問題点とは?

宿題の問題点とは

忘れ物が多いのはなぜ

~勉強のPDCAサイクルをつくりあげる~

やらなきゃいけないことを先に提示されることって時間を拘束されるようで嫌ですよね。それも興味のあるような楽しいことならまだしも勉強って…
私自身、小学生や中学生の頃は宿題を持ち帰ることが嫌な子どもでした。だからといって例えば漢字の書き取り課題が出た際に「へん」だけ先に複数書いて「つくり」を後から書き上げるようなことをしてしまう変な効率化を覚えてしまうと大変です。

宿題が作業になってしまうと本末転倒だからです。ここでは宿題の問題点やメリットやデメリットを多角的な観点からご紹介していきます。

 

目次

1.【問題点】宿題の問題点とは?

2.【対策】できる子への対策

3.【出来ない子】出来ない子への対策とは

4.【レベルに合わせる】子供のレベルに合わせる

5.【まとめ】習慣が何よりも大事

 

宿題の問題点とは?

脳の中の黒板

宿題の問題点とは?

宿題にもメリットとデメリットがあります。生徒、保護者、先生の視点から問題点を分析してみたいと思います。

 

生徒にとってのデメリット
 ①:自分の学力に合わない問題に取り組まなければならない
 ②:自分がやりたい勉強の時間を奪われる

 

保護者にとってのデメリット
 ①:「宿題をやりなさい。」という言葉をついつい発してしまう

 

教師にとってのデメリット
 ①:宿題の確認に時間を要する
 ②:宿題を課したからといって生徒の学力が向上するとは限らない

 

問題なのは、宿題をやったからといって、成績がきちんと伸びるわけではない...という事です。

 

一つのクラスには、当たり前ですが、勉強ができる生徒とできない生徒がいます・・・

できる子とできない子に同じ宿題をさせても、本当は意味がありません。

しかし、集団を管理するには、宿題をさせて、管理するしか方法がありません・・・

 

本来は、子供ひとり1人に合わせて、難易度の違う宿題を出すべきです。

しかしながら、学校の先生にそれを求めるのも・・・無理な話です。一度、勉強がわからなくなってしまうと、どんどん遅れていってしまうものです。

だからこそ、親がきちんと子供の学習到達度をチェックする必要があります^^;

 

結局の話として、親の手助けなくして、成績が上がる事はないわけです。

 

・子ども:モチベーションの維持が難しい

・保護者:粗が見えやすくネガティブな言葉を発しやすい

・教師側:学力が上がるとは限らない

 

 

できる子の場合

記憶の仕組み

できる子への対策とは?

勉強ができる子は、認識力が高く、自分を客観的に見れるという性質があります。

早熟の子の場合、同じ年齢のこどもに比べると、勉強の吸収スピードが違います。

 

中高一貫校を受験する小学生などは、他の子どもが遊んでいる中、少し覚めた目で周りをみていたりします。

 

工程表の言語化

工程表の言語化

出来る子は、無意識下である事をやっています。次項で説明しますが、その工程が出来ている事で勉強ができていると言えます。

認識を「言語化する」のがうまい子供は、自分で成功の方程式を作る事ができます。

「メタ認知力」や自分なりの「勉強方法」を確立する力を伸ばしてあげると、成績が上がりやすくなります。

 

工程表の言語化

①自分を客観的に見る「メタ認知能力」が育てる
「メタ認知能力」とは、自分の活動を客観的に捉える事です。

つまり、自らの認知(考える・感じる・記憶する・判断するなど)を認知する能力のこと」です。

 

この学習方法を行うことによって、「テストで合格点を取るという目標に対して、今自分はどこにいるのか。

何ができていて、何ができないのか」ということを客観的に見極める力がつきます。


また、毎日自分の学習と向き合うことで、過去の自分と今の自分を比べ、「自分の成長を自分で感じる」ことができるようになります。

この視点が育つと、過去の失敗が今の自分の成長に繋がっていることに気がつくでしょう。

 

自分で学習方法を発明する

②自分で学習方法を発明する
例えば、九九を覚えるために「たくさん唱える」という手段があります。

それがいつの間にか「たくさん唱える」ことがすばら しいように感じ、「たくさん唱える」ことが目的化してしまいます。

このような経験をしたことがある方は多くいるのではないでしょうか。

 

しかし、この方法では手段が目的化することはありません。

目標はあくまで「九九を覚えること」。

これがゴールです。

 

ククを覚えることができるのであれば、手段は自由でよいのです。

決まり切った方法に頼る必要はありません。


小学2年生のクラスでは、九九の歌を作ったり、絵を描いて覚える子もいました。

とにかく、色々な学習方法を知っておき、試してみる事が大事です。

たくさんの試行の中で、自分に合った学習方法を見つけましょう。そして、この作業をなるべく早いうちから習慣化しておく事がとても大事になります。


・自分にあった学習方法を見つける

・色々な学習方法について知っておく

・正解は1つではない

 

 

できない子の場合

出来ない子への対策とは

出来ない子への対策とは

できる子ども違い、勉強ができない子供には、まず勉強の「基本」を徹底的に教える事が大事になります。

基本です。

勉強ができないのは、子供のせいではなく、「基本」の勉強量が圧倒的に足りないからです。

基本を学ばず、成績を上げるのは不可能だと思ってください。

さらに、基本の勉強力が少ないのに、いきなり成績が上がる事はありません。

 

勉強をする場合、以下の4工程がとても重要になります


① 計画

② テスト

③ 分析

④ 練習

 

テストは、自分の弱点を知るために行います。テストで間違いを見つけて、正解するまで繰り返し基礎を叩き混みます。

応用問題でつまずく場合も、基礎ができていないだけです。

基本を繰り返し行うだけで、とんでもないほど成果が上がります。

 

簡単に言うと、今日の勉強の計画をし、テストして丸をつけ、間違いを分析し、今後間違えないように練習するという学習方法です。

PDCAサイクルのようなものです。

 

ここで、最も大事なのは、計画です。

しかし、一番難しいのも「計画」の部分です。学習計画を作るには、自分の弱点、理解度などを客観的に知っておく事が必要になります。

金額が安い塾にいくと、勉強を教えてくれはしますが、子供の理解度に応じた対応をしてくれない・・・

という事があります。

 

もし、テストの得点が伸びない場合は、子供の理解度を親がしっかりとチェックしてあげる必要があります。

 

・基本をしっかりと身につける

・親が理解度をチェックする

・PDCAを回す


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レベルは人によって違う

子供のレベルに合わせる

子供のレベルに合わせる

教員は子ども達、それぞれに適した宿題は出せない

教員はそれぞれに適した宿題を用意する時間などありません・・・

なんせ、クラスには30人ほどもいますので…。
しかし、みんな同じ学習内容にしてしまうと、すでに理解している子どもに取って、授業はムダな時間となってしまいます。

できる子に取っては、好奇心が後回しされ、できない子はどんどん遅れていく、地獄絵図なのが、学校なのです。
つまり、自分の学習したい内容と、授業や宿題の内容が異なることがほとんどなのです。

 

ここに公立学校の限界があります。

基本的に、学校は「学習の基礎」を学ぶ場所です。

問題なのが、できない子に合わせて学習計画が組まれている事です。さらに問題が、飛び級がない事です。

社会に出たら、同じ学年の人で集まる事はありません。各世代の人々と、一緒に協力する必要があります。

 

一つの学年で縛り、教育するのが既に時代遅れと言えます。

さらに、できる子とできない子を混ぜた教室にするのであれば、できる生徒ができない生徒に教える。集団授業などをすべきです。

動画学習で最も優れた先生の授業をみせ、先生は学習計画を作るのと、見守るだけで良いはずなのです。

ファシリテーション能力を持って、学習計画の立案をするのが、これからの先生に必要なスキルのはずです。

 

勉強は自分でやる。をやめ、集団学習させ、チームで競うなどの方法を取る事が、最も大事なはずです。

 

・個別に学習計画を作れない

・チームで得点を競えば良い

・先生はファシリテーションをすると良い

 

まとめ

習慣として落とし込む

習慣として落とし込む

宿題は子どもの学力を向上させるための1つの手段です。

生活の中に習慣として落とし込むことが大切です。

すきま時間を利用したり、ご飯の前に20分だけ実施するなど、日々の生活の中にリズムとして取り込んでしまうことができれば、面倒なことを苦なく行うメンタリティや生産性を上げる行動力が身に付くでしょう。


 

 

 

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