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塾内で実施した、夏前のトライアル模試の算数の点数が38点だったHさん。合格ラインまでにはあと20点以上足りませんでした。志望校変更も考えましたが、どうしても新島中に合格したいという思いが強く、小6生最後の夏休みは5年生内容の算数の基礎から徹底的に固めました。その中で計算問題は、時間を切り、1回で正解にたどり着くこと、応用問題では一度わからない問題は勇気をもって飛ばして最後に戻って解くこと、ただ勉強するのではなく、入試で合格するための答案作りを徹底して練習しました。最終的に見事に合格を勝ち取ってくれました。一人一人にあった指導方法を実践して本当に良かったと実感することができました。こちらも勉強になりました。

合格点には早い段階から到達していたR君。最大の課題はメンタル面でした。1問でも解けない問題があると、必要以上に気になってしまい、普段できる問題も落としてしまう。このままではまずいと感じ、私が実践したのは、本庄東中入試を経験した先輩達と彼を引き合わせることでした。 彼にとってはそれがとても効果的でした。自分と同じように不安な気持ちを持って、でも合格に向かって頑張った先輩達がいること、つまり周りをしっかりと意識できたんです。一番嬉しいのは今でもウィルに通い続け、後輩達に合格に向けた力強いアドバイスを送り続けてくれていることです。受験に必要なことは勉強だけを指導するのではないことを彼が教えてくれました。

彼女が最初に、ウィルに体験授業に来てくれた時の記憶は今でも鮮明に覚えています。小6の春に塾に来てくれたましたが、5年生ですでに習った、算数の割合に全く手がつきませんでした。これで、受験まで間に合うのだろうかとこちらも不安でした。 体験後、保護者にも現状を話し、しっかりと塾に通って勉強すること、家庭と塾で協力をして中学入試を目指すことを約束してもらいました。そこから塾と家庭と連携した受験勉強が始まりました。結果は見事に推薦合格。小学校の基礎力を徹底して磨いたお蔭で、中学に入ってから上位の成績を取ってがんばっている彼女の姿を見たときにはとても感動しました。

中学2年生の時に、入塾してきれたS君は正直、あまりやる気がなく何となく塾に通っている生徒でした。彼を変えるにはどうしたらいいだろうか？教室で考えたのは、中3生の夏合宿に参加させることでした。もともと、個別指導に通っているS君は集団の中で勉強するのが苦手だったので、最初は合宿に参加することを嫌がっていました。何とか説得をして送り出しましたが、正直心配でした。結果は大成功でした。なんと、あれだけ合宿を嫌がっていた彼は毎日、合宿所に誰よりも朝早く行き、勉強するのでした。彼のやる気スイッチが完全に入りました。ここからの成績の伸びはすごかったです。最後は模試で安全圏に入り合格しました。高校生になった彼はあの時の頑張りを今でも続けています。現在の志望大学は高崎経済大学です。

定期テストの勉強は得意だったYさん、決められた範囲はコツコツがんばり、学校の成績がよい特徴がありました。しかし、入試はそうはいきません。彼女の志望校合格のために必要なことは勉強方法の見直しでした。 一度、しみついた勉強方法を変えるのは誰にとっても怖いことです。中3の夏休みに本人と面談をして、もう一度、志望高校合格に向けて勉強の仕方についてしっかりと相談しました。元々、生真面目な性格の彼女は最初は必ずしも納得していなかったと思います。それでも、少しずつ自分のレベル以上の問題に取り組み、間違えることを怖がらず勉強を進めていきました。夏が終わる頃には骨太な受験生に生まれ変わりました。最後は偏差値を6以上伸ばして、見事に合格を勝ち取ってくれました。

学ぶことが大好きだった、O君はとてもユニークな生徒でした。塾の休校日に勘違いして来てしまったり、皆が当たり前のように行う行動にもいつもなぜだろう、どうしてだろうと疑問を感じたり。一般的な見方からすると団体行動が苦手な、少し変わった子という印象だったと思います。でも実際に個別指導で授業を見るとそうではありませんでした。彼の物を見る角度、考え方は中学生のうちからすでに突出していました。型にはめて彼を見ていたのは、我々大人の方だったのです。群馬県内から一般の入試で突破するのは本当に難しいとされる、早大本庄に見事に合格しました。 個別指導という授業があったからこそ、彼の個性を消さずに指導ができたことが本当に良かったと思います。

学校の物理が難しく、そのフォローのためにウィルを受講したことが入塾のきっかけでした。夏休み明けのテストで大きく成績が上がり、そのまま難関大を目指すようになりました。物理現象を深く理解し、2年生までに基礎が完璧になり。3年次では最難関クラスの問題も解けるようになりました。より高度な問題に対応するため、物理の根本から解説し、学校問題集以上のハイレベルな問題の演習までを行いました。学校課題だけに満足しないよう、高い意識をキープできるようにしました。 最終的な東北大学の物理の二次対策が合格のポイントになったと思います。

高校3年生になってから学校が終わると塾の自習室で集中して取り組めるように計画を立てました。集中する時間と休む時間のメリハリをつけ、第一志望の群馬大学に合格することだけを考えるように日々のモチベーション維持を徹底しました。 高3生の夏休み中に入試基礎数学の内容を完全マスター。9月で入試標準数学のカリキュラムを実施し、10月からは入試発展数学を行ったことでハイレベルな数学も解きこなすことができました。 最終的には何とか入試本番までに間に合いましたが、判定は最後までD判定でした。合格は相当厳しいと覚悟していました。指導したこちらも勇気をもらった合格だったと思います。

公募推薦で高崎経済大学の合格を目指していたI君、高校3年間の評定平均は3.9でした。毎年の合格者評定平均から考えると、合格は厳しいから覚悟するように本人に予め伝えていました。 受験が正式に決定したあと、塾と本人で作戦を立てて合格に向けて小論文指導と面接対策を徹底しました。 高経大公募推薦に合格するための面接には必ずポイントがあります。その時々の時流や、政治・経済の時事にしっかりと自分の意見をいかに盛り込むことができるか。一般的な面接対策では到底太刀打ちできません。 塾ならではの指導ノウハウが生きた合格だったと思います。