【受験生】成功する8月の過ごし方とは
8月にすべき事とは?
8月は、夏休みもあり、まとまった学習時間が取れる最後のチャンス。しかし、塾では夏期講習がはじまり、目の前の勉強に追われてしまいます。 講座やオプションよりも、自分で勉強した方がいい場合もあります。
何をしたらいいのか?について解説しあます。
目次 |
1. 「8月は何をしたらいいのか?
8月は前半と後半でやる事が違う
まとまった時間が取れる夏休みは、受験勉強に集中できる絶好のチャンスです。 逆に、学校がなく、時間管理があまくなり、怠けてしまうと取り返しのつかない差が出来てしまう時期でもあります。
時間あるのですが、実は8月は勉強した成果がなかなか表れにくい時期でもあります...
8月は、前半と後半でやる事が変わります。
前半までは、夏期講習などでインプット、後半からは、演習問題を解いていく、アウトプットが大事になります。
とくに、8月の後半は、学習してきた知識を利用できるか?をチェックする、アウトプット中心の授業に変わっていきます。
8月前半と同じように、受け身の姿勢で授業に参加していると、取り残されていきます。
よく分からない問題を前に、ただただ時間を使わないように、きちんと計画を立てる事が大事になります。
・前半までは、基本が大事 ・後半からアウトプットに変わる ・事前に計画をしておこう |
2.学習計画が大事
自分の計画に集中
夏休みは、学校がないため、つい生活習慣が崩れてしまいがちです。 夏はとても大事な時期です。しっかりと、学習計画、目標を立てて、モチベーションを維持するようにしましょう。
基本的に、モチベーションややる気に頼るより、習慣に頼る方が、はるかに楽です。
やる気に頼ると、「今日はやめて、明日、頑張ろう!」など、意味不明な理屈で勉強するのをやめてしまいがちです。
自己管理が苦手な人ほど、危険なのが8月です。
自分に甘い人ほど、やる気ではなく「習慣」に頼りましょう。
「読解問題を毎日1題解く」など、具体的な数値目標があるほど、行動が定着します。
さらに、身近な友人同士で、フィードバックを得るようにすると、ゲーム感覚になり、相互監視ができるので、習慣が定着しやすくなります。
毎朝、その日の学習予定を確認し、計画通りに進めましょう。 さらに、振り返りの時間をつくり、その日に学習した内容を、ノートなどに要約して書き出すようにすると、その日の学習内容をより定着させることができます。 夏休みを有意義に使えるようになると、合格にグッと近づきます。
しっかりと、自分の計画を守り、予定通りに勉強を続けていきましょう。
結果が出なくても落ち込まないことが大事です。模試の結果が悪くても、この時期は仕方がありません。まだまだ、大丈夫です。
基本さえ出来ていれば、後半に一気に伸びます。伸びる時期は人によって全く違います。早い人もいれば、遅い人もいます。
人と比べても意味がありません。
・やる気ではなく、習慣に頼る ・計画通りに進める ・フィードバックを他人からもらう |
3.夏期講習で大事な事とは?
基本が最も大事
8月までの勉強は、知識や公式を覚え、使えるようにする。段階です。しかし、8月からは「得点力」を高める勉強が重要になります。
得点力を高めるには、
「問題の意図は?」 「どの公式を使うのか?」 「今分かっていることは何か?」 |
「何が分かれば答えに到達するか?」を考える必要があります。
問題を解く事で、問題文文の読み方、考え方、条件整理、必要な公式などがわかります。 さらに、問題を解くことで、「どこが理解できてないのか?」欠点が分かってきます。
講習でたくさんの問題に触れると、自分の弱点や、分かっていない、理解していない部分が見えてきます。
弱点が見えることで、何をしたらいいのか?が具体的に理解ができます。
大事なことは、弱点と、なぜ理解してないのか?を把握することです。多くの場合、曖昧な理解のまま、基本的な公式などを理解せず、進んでしまったか?
読解力が足りず、問題をなんとなく読んでいるか?が原因です。
暗記したものは、応用が利きません。「基礎が出来てない...」と気が付く事が大事になります。
必要であれば、単元を戻り、何度でも、基礎から学び直しましょう。基礎です。とにかく基本の繰り返しが勉強には必要になります。
間違っても、問題文を暗記する。解答をなんとなく暗記しないようにしましょう。
・基本を理解する ・読解力を上げる ・とにかく焦らない |
4.「オプション講座」は、ほどほどに
オプション講座は「賢く選ぶ」こと
塾では夏の後半にオプション講習が設けられています。しかし、多くの人には、このオプション講座は、必要ありません。
多くの学生は、オプション講座や特別講座の代わりに、1週間を苦手単元の克服や、前半の講習内容の見直しをした方がよいです。
評判の良くない、競争をあおるような塾では、オプションとは名ばかりで、ほぼ強制的に受講する事が多く、内容は悪くないのですが、「明らかに過剰だな...」「復習の時間はどうするの?」と感じる事があります。
後半の特別講習は、生徒全員に必要不可欠なものというわけではありません。
志望校別講座は、「開成、麻布」といった難関校を志望している場合はそれに対応した冠コースがあります。
それ以下の学校を目指す場合は、基本的に同じ内容です。
8月後半の段階で、入試対策ができるまでの力を持っている子...実は、はほんの一握りです。
その事を踏まえて、検討してください。
オプション講座は、さらにデメリットが2つあります
1、時間的な拘束
2、金銭的な支出
です。
特別講座などは、進みが遅い子は、弱点の確認などになりますが、出来る子には、全く必要ありません。
弱点の克服に絞り、講座内容を具体的に絞り込むほど、効果が高まります。
勉強時間なのに、さぼるような子には、強制的に時間を校則して勉強をするので、効果が出ますが、さぼり癖がある子は、最後に伸びないので、不合格になります。
講習を多く取ったから合格した。という話は聞きません。課金ゲームになりすぎないように、注意が必要です。
必要、最低限にして、自分の子に合わせて受講数にする事をおすすめします。
・8月後半は、見直しをした方がいい ・さぼり気味の子には有効 ・時間をお金で買う人には良い |
5.「頑張っても…」疲労感が増えるのはなぜ?
復習できてないから伸びない
6年生の夏の講習は、「演習と解説」のくり返しです。
多くの塾で、前半は夏期講習、後半はオプション講座という設定になっています。
前半の講習は1つの単元の問題を解かせたら解説をし、次は別の単元の問題を解かせるという流れで、約10分間隔でいろいろな問題に触れていく。
後半のオプション講座は、単元がミックスされた入試に近問題を40分かけて解きます。
問題を解いた後に、最後にざっと解説をするという流れです。
前半で単元が苦手であるかが把握しやすいが、後半のオプション講座がはじまり、知識の整理や苦手克服ができないまま先に進むことになる。
苦手な単元が含まれていると、当然、そこで手が止まります。
手が止まっているのに、次の講習がはじまります^^;
すると、ケアレスミス、理解不足で得点を落とし、塾に通っているのに得点が同じ。という、疲労感だけが貯まる状態が続きます。
過剰に講習を取ってしまうと、消化不良の状態になり、必ず手が止まってしまいます。
上場をしている会社が経営している塾は、生徒に「講座をたくさん取ってもらいたい」と思っています。
質問をすると、必要のない講座まで勧められてしまいます。
しかも、プリントされた表を見せられながら(笑
そして、言われるままに授業を取ると、過剰に時間とお金を使ってしまい、消化不良で成績が上がらない...となるわけです。
塾を選ぶ場合は、このような部分も合わせて知っておくと良いです。
講座のとりすぎには、ぜひ、注意してください。
・講座を取りすぎない ・株式上場している塾ほど注意 ・消化不良は疲労感につながる |
6.まとめ
受験もいよいよ、後半戦
8月が終わると、学校がはじまると共に、アウトプットをしていく時期になります。
10月は志望校対策。基礎固めが終わったあと、11月末までは「志望校別対策」と、順序があります。
8月は、あまり成績、得点が伸びない時期です。
ひたすら走り続けているのに、結果がついてこない...という事が多いので、しっかりと計画を立て、やる気に左右されずに、勉強の習慣を維持していく事が大事です。
塾としては、講座をたくさん取ってほしいですが、PISA塾では、過剰に講習を取るのではなく、適正な数をこなす事を勧めています。
10人いたら、100通りの受講方法がある。と思ってください。
勉強は、個別最適化をしながら、カスタマイズして学ぶ事が大事です。授業は集団ですが、合格の対策は一人一人、全く違うわけです。
得意、不得意に合わせて、勉強方法をカスタマイズして、自分の子供に合った受験対策を作りこんで行ってください。
・受験はカスタマイズが大事 ・やる気に頼らず、習慣を ・基礎を徹底して学ぶこと |
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