中高一貫校の変化

高校から入れない?

中高一貫校に入れない

公立の中学、高校の良さとは

中高一貫校に高校から入れない?

中高一貫校では、基本的に小学6年生のときに、受験をして入る事が一般的です。しかし、多くの中高一貫では、

高校生から入れる枠を用意しています。

しかし、ある理由により、途中入学の制度をやめている学校が増えています。

高校生から入る生徒の学力低下が主な問題のようです。今回は、中高一貫教育校での高校受験廃止の流れに関してご紹介していきます。

 

目次

1.【停止】有力中高一貫校で相次ぐ高校募集の停止

2.【傾向】なぜこのような傾向が進んでいるのか

3.【学力差】中学受験組と高校受験組の学力差

4.【中学受験】中学受験をさせた方がいいのか?

5.【まとめ】まとめ

こんな方におすすめです
  1. 受験の傾向を知りたい方
  2. 中高一貫の傾向を知りたい方
  3. 中高一貫高校に合格したい方

 

 

1.中高一貫の変化

有力中高一貫校で高校募集の停止

有力中高一貫校で高校募集の停止

最近の傾向として、都内の中高一貫では、高校からの募集を停止しています。

これは、私立だけの傾向でしたが、公立中高一貫校も停止する方向に向かっています。2021年は都立富士、都立武蔵が高校募集を停止、2022年以降は「都立両国」、「大泉」の高校が、高校入学の募集を停止します。

 

私立ではトップ校と呼ばれる学校ほど、中学受験だけ絞り込む傾向にありましたが、公立の中高一貫校も、改変されてきています。

 

この背景には、うまらない「学力差」が原因です。

豊島岡女子という学校では、「今年の東大合格者は全員が中学入学組だった・・・」という自体が続いてしまい、2022年度入試から高校受験の受付を停止しました。

 

高校入学で入ってくる学生は、質が悪いようで、難関大学に合格できる力がないようです....

辛辣に書いていますが、これが現状のようです。

完全中高一貫化」の流れは、一気に加速をしています。

 

しかし、これはある意味「仕方がない」と言わざるをえません。

下の図を見てもらえば分かるように、小学校から受験勉強をした子と、中学受験から勉強をした子では、基礎学力の下積み期間が大きく違います。

 

中高一貫校ではさらに、先取学習をしいます。いわば、人が寝ている間に、どんどん先に行っているようなものです。

差がついて当たり前。差が付きすぎる。のが当然なのです。

 

完全中高一貫化


東京都内の有力中高一貫校では、相次いで高校募集を停止してます。

つまり、中学受験でしか、入学させない方針に切り替えています。

 

本郷高校(豊島区)は2020年度入学、豊島岡女子学園(同)は2021年度入学を最後に高校募集が停止されました。 23年には、奈良市にある東大寺学園中と東京にある、東京農業大学第一高校が高校からの入学をやめると発表。

この動きは千葉県の私学にも及んでおり、東邦大学付属東邦(私立)が2017年度より高校募集を停止。

千葉屈指の進学校、渋谷教育学園幕張(私立)も現在この流れに追随しています。

 

東大合格者、常連の一貫校では、相次いで高校受験からの入学をやめている傾向にあります。

 

つまり、難関大学に合格するには、小学3年生あたりから、受験勉強をスタートさせる必要がある...という事はもはや、周知の事実となっています。

 

これが、今の受験業界なのです。

 

・高校からの入学を禁止

・学力差が問題

・完全中高一貫化が進んでいる

 

 

2.なにが原因なのか?

なぜこのような傾向が進んでいるのか

埋まらない学力の差

ある識者は「中学入学者と高校入学者の学力レベルの差が、一番の理由だろう」と述べています。

これは、どういった事でしょうか?

 

さらに某教育ジャーナリストは、豊島岡女子の2019年の東大現役合格者は、全員が中学入学者で、高校入学者はゼロだったことを紹介しています。

 

また高校募集を停止した都内学校の教員からはこんな「ホンネ」が聞かれます。

 

「高校1年生をみていると、高校入学組と中学入学組は学力的には競っているのですが、高校2年生、3年生と大学入試が近づくにつれ、中学入学組が高校入学組を一気に突き放していくのです。」

 

受験の変化

 

上のグラフを見てもらえば分かるように

小学生のうちから勉強をしている子供はムリがありません。着実に基礎力をかためて、最短のルートで無理なく登山をしています。

 

一方、中学校から勉強をしている子供は、高校で急こう配をのぼらなければいけません・・・

これが、「学力の差」が出てしまう原因です。

 

どうしても、積み重ねた差が大きく出てしまいます。

 

・高校からの入学者レベルが落ちている

・中学を遊んだ人のレベルが低い

・基礎力に差がある

 

 

3.学力差の原因とは?

理科と社会で差が出る

理科と社会で差が出る

中学入学組が受験勉強のときに理科・社会の学習に打ち込んだことがアドバンテージになります。

 

私立の高校入試用の受験勉強をしてきた子たちは、英語・数学・国語の3科にしか打ち込んでいません。この違いはかなり大きいものです。


2020年度から名称変更された大学入試共通テストにおいて国公立大学を狙うには、英語・数学・国語以外に、理科・社会から特定分野(たとえば、物理、日本史など)を複数選ばなければなりません。

 

それを考えると、中学受験で理科・社会に取り組んだ経験を持つ子は、その分、得点力が高いという訳です。

基礎学力の違いは、後で大きく差になってきます。

 

 

さらに、中学受験をした人は、小学4年生あたりから、受験勉強に取り組んでいます。

中学卒業の時点で、6年分、専門的な訓練を受けた子供というわけです。

小さい時に身に着いた習慣ほど、大きなものはありません。 差が出てしまうのは、当たり前と言えます。

 

・高校からの入学者レベルが落ちている

・中学を遊んだ人のレベルが低い

・基礎力に差がある

 

 

4.中学受験をした方がいいのか?

中学受験は親の受験

中学受験は親の受験

などと言われます。これは、小学4年生の子供が、普通に生活をしていて「私立の中高一貫で勉強したい」と言うわけがないからです。

 

親が「勉強しようか?」「勉強してみる?」などと、子供を導き、サポートする事でしか、子供は勉強するようになりません。

放置していたら、youtubeを見るか、ゲームをする方向性に行ってしまいます。

 

教育熱心な親は所得が高い傾向にあり、教育に熱心でない家庭では、子供の成績が下がる傾向にあります。

 

親ガチャという言葉があるように、生まれた環境で、実は大きく差がついてしまうのが、今の大学受験の現状なのです。

さらに、所得の差により、受けさせる事ができる教育の質も大きく変わります。

 

少しでも早く、勉強のスタートラインに立つことは大事ですが、子供なので、自由に遊ぶ事も情緒をそだてる事においてはとても重要です。

 

受験はスタートラインが早まっていますが、全ての子に対して向いているものではありません。その部分を見極め、自分の子は、どんな人生を歩んでほしいか?

 

また、子供自身、何を望んでいるのか?

 

よく話し合う必要があります。もちろん、子供の自我が成長していない段階で、質問をしても、まともな答えが出てこないかもしれません。

 

しかし、子供に「聞いてあげる」「質問をする」事が大事です。

 

無理やり勉強させるのは、教育による「虐待」でしかありません。親が社会に出て苦労したからと言って、子供に勉強を強制させるのは間違っています。

 

親が社会に出て苦労したのと、勉強しなかった事は関係がありません。高卒でも社会に出て成功している人は星の数ほどいます。

しかし、学力が低いほど、低所得の仕事につく傾向にあります。

 

これは、勉強が出来る、出来ないの話ではなく、「自分の頭で考えているか?どうか?」という部分につきます。

そして、思考の習慣です。

 

「どうせ自分はダメだ」という口癖の人は、本当に思った通りの人生になります。

これは、思考が習慣を作り、性格を作りだしているからです。

 

それに気が付いていないだけです。学問をすれば、性格は思考の反応パターンであり、思考を変えるには、エピソード記憶を上書きすればよい。という事が分かります

 

そして、関連付けを変えれば、思考と性格、口癖が変わり、行動が前向きになる事で人生が好転します。

 

勉強をしない人は、このような事実に到達する事がありません。すなわち、脳のメカニズムなどを学ぶ事がないので、テレビのニセ情報に踊らされてしまうのです。

 

勉強は本来、楽しいのです。強制ではなく、「導く」事が大事になります。勉強の楽しさを知らない親は、子供に強制をさせようとしてしまいます。

しかし、強制させると、反発するのが自然界の法則であり、人間も同じです。

 

親との信頼関係が高い家庭ほど、子供の学力が高い傾向にあります。

つまり、親が子供の話を聞き、コミュニケーションが取れている家庭ほど、子供が勉強をしています。

 

勉強は大事ですが、本人がやる気なる事、勉強の楽しさに気が付くように導いてあげる事。

勉強をさせる前に、親が出来る事はたくさんあります。

 

ぜひ、お子様にとって良い人生を選ばせてあげてください。

 

 

5.まとめ

変わり続ける受験業界

変わり続ける受験業界

「高校募集停止」が加速化している首都圏の受験事情。

これらの流れを受けて、わが子に「高校受験」より「中学受験」を選択させようと考える保護者もいるだろう。

しかし、家庭の考えや子供の学力、今後の動き次第によって、その判断の是非は変わります。

傾向を掴み判断材料のひとつにして頂ければ幸いです。

 

 

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